学習塾と言うと中学、高校、大学進学の為に知識を詰め込む仕事と言うのが一般的なイメージです。
しかし人生は入試を合格したから安心出来る訳ではありません。
固い言い方をすると、
「社会人として労働し、収入に見合った税金を納められる大人になる事」
ですが、もう少しくだけた言い方をするなら、
「山あり谷ある人生で逃げることなく賢い選択が出来る人」
になって欲しいと、私だけではなく全ての大人が子供に対して思っている事です。
だから月見学道は学習塾とはうたいませんでした。
では私の肩書「未来プランナー」とは何でしょうか。
1、様々な職種の内容を良く知っている事。
私の様に営業職を経験していると官民問わず、あらゆる職業の方達とお話し出来ます。学校の先生では経験出来ない事も生徒に対してアドバイスが出来ます。
例えば湖陵に進学した生徒にとって薬剤師は誰もが手に届く人気が高い安定した職業です。学校の進路指導でも病院や薬局で働くくらいの説明はします。それは生徒でも知っています。でも実は一番仕事に充実感を感じる職場は製薬メーカーの営業所に務める管理薬剤師です。そのメーカーで新薬を販売する事になったら各営業所の薬剤師が真っ先にセミナーを受けます。その知識を営業所のMRに伝達講習をします。営業担当地域の医者からの問い合わせは全てその薬剤師が担当します。病院では医者の下で働きますが、これではまるで医者のための先生の様です。
2、その職種につくための覚悟と道順を熟知している事。
私の様に様々な職種の方とお話しする機会があると、その方の歩んできた人生を伺うことも出来ます。本人の覚悟の質によって道筋は無数にあります。それを生徒一人ひとりに合ったアドバイスが出来ます。
例えば孫正義や三木谷浩史、イチローや本田圭佑や錦織圭の様になるための道筋は1つではありません。
3、夢を馬鹿にしない事。
私の様に劣等生や挫折を経験していると失敗こそ最大の勉強だと身に染みています。生徒達が語る夢を馬鹿にせず、同じ立場で応援し、次の一歩をどう進めたらいいかアドバイスが出来ます。
例えば今の生徒達はアニメ界の仕事に憧れています。大人達はそれがどれだけ狭い門で、厳しい安定していない職業かをよく知っています。良識ある大人はその夢に進む事を良しとしません。しかし誰もその道を選ばなければ手塚治虫も宮崎駿も庵野秀明も存在せず、その素晴らしい作品の恩恵を享受することも出来ません。
この3つを大切にして適切な進路をアドバイスする仕事が未来プランナーです。