令和3年度北海道の公立高校入試について

新型コロナウィルスの感染拡大によって、私達の日常は大きく変わりました。

私の教室の生徒達は全員いつも通りマイペースで受験勉強を進めています。焦っている様子はなく、普段の学校での小テストでもきちんと実力を発揮しています。きっとまた休校になっても騒がず落ち着いて行動するでしょう。

次の3月に高校受験を控える中3生も様子は同じです。日頃の取組がここで強みとして生きているのだと思います。

そこで私が普段から生徒達に話している事を交えて、令和3年の高校受験にどう取り組んでいくか考えましょう。

入試までの状況を3つに場合分けしましょう。

1.通常通り入試が行われる場合

令和2年6月23日の時点で北海道の入試の出題範囲についは何も発表されていませんので例年通りに 準備しなければなりません。3か月間授業が無かったのは全員同じですが、勉強時間が短いと言う事は、練習量ではなく生徒の理解力に点数が影響されると言う事です。

夏冬休みが短縮されたので、塾の講習会での補強は思った程の効果を出せません。

そこで月見学道では毎週水曜日20時から21時までを外部生も受講できる授業を設定しました。
詳しくはこちらをご覧下さい。

2.夏、秋に学校が休校した場合

この場合中3の授業は最後まで終わりません。入試の範囲が変わるかどうかも分かりません。

そうなっても慌てなくて済むように、月見学道では中3生には個別に予習授業を行っています。2年生の例ですが5月中旬から英語の予習授業をオンラインで受け始めた生徒が6月末には教科書を終了する予定です。普段は行わない授業ですが、今は普段通りではないので対応する幅を広げています。

当教室のオンライン授業は、教室に通って受ける授業と全く変わりません。授業料の追加もありません。だから生徒達もノーストレスです。

3.冬に学校が休校した場合

冬の時期にも寄りますが、2月中旬以降だと入試そのものが無くなる可能性もあります。

その場合、

「学力テストなしの合否判定」=「内申点だけで合否判定」

も、有り得ます。

これは定期テストも学力テストも1度の失敗も許されないと言う事です。

対策は生徒一人ひとり異なりますので、ご心配を抱えていらっしゃる様でしたら、入塾如何に関わらず、ご相談を承りますので、ご連絡下さい。

困っている方達のサポートをするのが月見学道の経営方針です。

塾が行うオンライン授業の欠点

タイトル通り欠点を認識してもらわないと、どれだけ便利なのか分かってもらえませんので、あえて取り上げました。

新型コロナウィルスの感染拡大防止のために私が居る釧路も5月末まで休校になりました。
これで北海道は2月からですから3か月以上授業が出来ない事が確定しました。


これは全ての生徒が困るレベルです。

今まで様子を見ていたご家庭も何らかの行動を始めないと取り返しがつかなくなります。

過ぎた時間は戻ってきません。

大人には痛い程良く解る言葉です。

他人と直接会う機会を減らすのが今行われている自粛ですので、テレビ電話で話すオンライン授業はとても便利です。
皆さんも学生の頃に友達と電話で勉強を教えあった記憶があると思います。その時テレビ電話だったらどれだけ便利だろうと思いませんでしたか。

今はそのテレビ電話があるのです。

では教室での授業とオンライン上(テレビ電話)での授業が全く同じかと言うとそうはいきません。

1.ネット接続は親がする
2.よそ見の防止は講師には出来ない
3.大抵のカメラは手元と顔を同時に映せないので漢字の書き順や、計算の順序のチェックをしてあげられない
4.良く出来た時に褒めて意識付けさせられない
5.1~4が原因で生徒が「つまらない」と思い、継続しなくなる

少し簡単に言いなおします。

1.家庭でのスケジュール管理は親がしなければならない
2.賢い生徒には十分な効果が出るが成長途中の生徒には与える刺激が薄くなる
3.年齢が低い生徒には不向き(なんとなく4年生以下)
4.講師の配慮を生徒が受けられない

大抵のご家庭では子供に対してインターネットの使用制限をしているので、子供は十分なインターネットの知識がありません。だからオンラインの接続は親がしてあげなければなりません。

これを「面倒だ」とか「うちの子には要らない」とか思った親は子供に対して最善の配慮をしているとは言えません。
塾には「送り迎えだけしていれば良い」と思うのと同義です。

高い偏差値で入学する私立の中学校のオンライン授業でも他の生徒からゲーム機の音が聞こえるそうです。
自制する事をまだ身に付けていない生徒相手には授業が成立しないのです。
だから年齢が低いと、勉強した効果を出し難いのです。
結果を求められる塾にとってこんな厳しい環境はありません。

気が利いた先生達は生徒達の「表情」「しぐさ」「言葉」等、膨大な情報を受け取り、それぞれの生徒に合わせた配慮をします。
オンラインではその中の生徒の「表情」と「言葉」しか受け取れません。
表情もスマホを覗き込んだ顔を見ると真剣に勉強しているように見えるので、分からない所を放っているかどうかの区別がつきません。これは先生の経験だけではカバー出来ません。

元々得られる情報が少ないのですから。

だから磨いた腕で生徒に対応しきれないのです。

もう少しありますがこれでも判断するには十分でしょう。

教室での授業とオンライン授業は同等にはなりません。
オンライン授業の欠点を踏まえてご利用いただくと、とても便利なものになります。

困っていらっしゃるなら保護者の皆様は私の教室にお越し下さい。
電話やオンラインでも対応致します。下のバナーからお問い合わせ下さい


子供に任せても行動は変化しません。


厳しい状況において、まず動くのは親からです。

新型コロナウィルスによる休校期間の過ごし方3

いつ収束するかは誰にもわかりません。

だから悩んでも仕方がありません。

でも心配です。

頼れる人を探しましょう。

新型コロナ前と後では世界も身近な社会も大きく変わります。
東日本大震災がそうであったように、歴史の転換期にいるのは間違いありません。それを認識する事が大事です。

子供達は遊んでいても構いません。

その遊んでいる合間に少しだけ勉強が出来ると良いです。

学校の勉強に遅れを感じているなら、この休校は天の恵みです。

こんなチャンスは滅多にありませんのでしっかり復習しましょう。

学校の勉強に余裕があるなら、この機会に是非「予習」を体験させて下さい。

昔から成績が良い生徒の勉強法は「予習」と決まっています。
林修先生も中学で東大合格の目途が立ったから高校ではラグビーに没頭したとも言っています。

予習では70%理解出来れば良く、残りの30%は学校の授業で復習すれば良い訳です。
元々分からない所を意識出来ているのですから、授業を聞くポイントも分かっているのです。
これで授業が終わった時には100%です。

この価値は子供には分かりません。
だから無理やりにでも体験させるのがコツです。
子供をだましても結果はWIN:WINです。

具体的な事は生徒一人ひとり、あるいはご家庭毎に違いますので、ご興味を持った方は下のバナーからお問い合わせ下さい。

現在は便利な道具を駆使して、昔の生活習慣に戻そうとしています。

それが出来ている方達が充実した生活を送っています。

例えば、昔は隣に住んでいる人を「ご近所」と呼んでいましたが、今はネットでいつもつながっている関係を「身近な人」と呼び、その距離が日本とアメリカ程離れていても実質的な「ご近所」で、リアルで再開しても「お久しぶりです」とは挨拶しません。

でもこの関係は昔から言う「ご近所」同志です。

塾も「うちは集団授業です」「うちは個別指導です」「うちは自立型です」「うちはオンラインです」などと、教える手法を言っている様では時代の変化について行っていません。

これから来る近い未来が新型コロナが原因で変化するなら、それに抗いながら生きるのか、その流れに乗るように生きるのか、これからの未来を生きる子供達が自分達で選択出来るような力をつけさせるのが周りの大人の役目です。

その為に未来プランナーの私の役割があります。
https://tsukimigakudo.com/blog/?p=71

今私達が立っている歴史の転換期は明治維新程の衝撃になるかもしれません。

こんな面白い時を過ごせることを楽しめるならコロナに勝ったも同然です。

新型コロナウィルスによる休校期間の過ごし方2(保護者向け)

新型コロナウィルスによる休校延長や再度の休校は今後も起きます。

「起きる」と覚悟していれば、実際に起きてもショックが和らぎます。

子供が無邪気に休校を喜ぶのは仕方がありません。事の重大さが認識出来ないのも仕方がありません。
だから「子供」なのです。

「なんでこんな状況が続くんだろう」と思わず、子供達に貴重な経験をさせましょう。

こう思うようにするのは保護者の皆様のストレスを少しでも軽くする為です。

親が参ったら子は生きていけません。

困っていたら頼れる人を探しましょう。

困っている事に自分で気が付かない事もあります。

直接会う事はリスクを高くする事なので今は出来ませんが、電話でもLINEでも会話する方法はいくらでもありますので、気が付かない自分の様子は親しい相手に気が付いてもらいましょう。
気休め程度でもきっと楽になります。

もう一度言います。

親が参ったら子は生きていけません。

不必要な無理は禁物です。

「今やろうと思っていたのに」は子供の本心です。

物事の優先順位は分かっていても行動が伴わないのです。

まだ好きな事に対して先に行動してしまうのです。

これは脳の成長に起因しているので個人差があり、刺激したり促しても最終的には「待つ」しか方法がありません。

母「もらったプリントやったの?」
子「今やろうと思っていたのに」
 「言われたからやるきなくなった」
母「やる気なくなったじゃないでしょ」
子「明日やるよ」

ここでのポイントは「学校のプリントやっていないなら一緒にやるよ」と声をかける事です。

物事の優先順位は分かっているのですから、怒られると否定されていると受け取るので、せっかく理解し始めた優先順位を壊してなくしてしまう事もあります。

母「学校のプリントやっていないなら一緒にやるよ」
子「今やろうと思っていたのに」
母「そう。じゃあ一緒にやるよ」

毎回上手く行くとは限りませんが工夫は出来ます。
その工夫は周りの大人がしなければなりません。

何か困ったことがありましたらいつでもご連絡下さい。

新型コロナウィルスによる休校期間の過ごし方1

地域によっても異なりますが私が住んでいる釧路は令和2年2月26日から休校が始まり春休みに突入したので4月5日まで休みでした。

緊急事態宣言の影響で4月20日から5月6日までまた休校になりました。

生徒の感覚は「また休みが増えた」と喜ぶのでしょうが、親の感覚は授業時間が減ったことを不安するべきです。

既に2ヶ月学校が休みになることが決定しました。夏冬休みを使った補習はあるでしょうが、その時の状況が不透明なので必ずしも補えるかどうかは分かりません。

現時点で12ヶ月かけて勉強する量を10ヶ月で終わらせる事が確定しています。これはまだまだ短くなる事は間違いありません。

1.「異常事態だから仕方がない」
2.「こんな時でも出来るだけいつも通りになる様に心掛ける」
3.「こんな経験滅多に出来ないから色々試す」

皆さんならどの行動を採りますか。

結論から言うとどれでも良いのです。

新型コロナが怖いなら積極的に「1」を選んで下さい。不必要な行動を極力控えましょう。

日本に住んでいる限り毎年何処かで災害に見舞われます。どんな危機的状況に陥るか予測出来ません。だからどんな状況でも「普段通り」を忘れない事は大事です。そう思う方達は「2」を選択しましょう。

「3」を選べる人達は勇者です。「1」「2」を選んでいる人達に迷惑やストレスをかけないようにするのがマナーです。

私は私の教室を利用している生徒やご家族が「2」になる様に「3」を選んで仕事をしています。

どんな時も「いつも通り」「普段通り」に過ごせることは大切で幸せな事です。

その為には誰かが負担を負っています。ご家庭なら家事を担う方達です。昭和以前ならお母様と言ったところでしょう。

ご家庭の中の勉強面くらいは私でもお手伝い出来ますので「いつも通り」「普段通り」になる様に必死に考え準備し試しています。

その一つが「すべての授業をオンライン化した」事です。

私の教室は「自学」「自習」型を基本としているので普段は集団授業を行っていません。

生徒各自に越えるべきハードルを設定し、それをクリアする為に勉強しています。

分からない所を自分から質問出来るようにする事を基本とし、うまく自分の力で進められない生徒には適切なアドバイスをしていきます。

この「質問する」「アドバイスする」部分をテレビ電話を使って補っているのです。

その様子はこちらをご覧下さい。
https://youtu.be/PgsUxkX1wP4

この状況の中急遽始めたものではなく、2年前からSkype授業を行っています。生徒はインドに住んでいました。鎌倉学園中の帰国子女枠編入試験を合格し、 今年の3月に日本に戻ってきました。多分まだ学校には行っていないはずです。

予習復習は「すらら」も使っています。すららコーチも担当し遠隔地の生徒への指導も3年以上続けています。

だから私にとってオンライン授業は日常の事で十分な経験があります。

使うかどうかは生徒の好みに合わせていましたが、世が世なので今は積極的にオンラインを使った勉強の仕方を教えています。

新型コロナが収束するまでには、まだまだ時間がかかります。休校措置もまだ何度も起きます。

それでも3月が来れば入試があり、4月には次の学年に進級します。

いつもと違う経験をプラスにするかマイナスにするかは前述した3つの行動の内どれを選びどう行動するかで結果が変わってきます。

もう一度お話しします。3つのどれを選んでも良いのです。その内「2」を選んだ人達の為に合った授業展開を私の教室では行っています。

何かに困っていたらいつでもご相談に乗ります。平日は16時から21時半までお電話も受け付けます。Zoomもつなげていますので直接面談でなくてもお話し出来ます。
お近くの方はシャッターが閉まっていても正面に車が停まっていたら中に居ますのでお越し下さい。

困っていらっしゃらないなら、リスクを上げる必要はありませんので来塾はご遠慮下さい。

困っていらっしゃるなら、いつでもご連絡下さい。

未来プランナーとは3つの条件を満たしている事

学習塾と言うと中学、高校、大学進学の為に知識を詰め込む仕事と言うのが一般的なイメージです。

しかし人生は入試を合格したから安心出来る訳ではありません。

固い言い方をすると、

「社会人として労働し、収入に見合った税金を納められる大人になる事」

ですが、もう少しくだけた言い方をするなら、

「山あり谷ある人生で逃げることなく賢い選択が出来る人」

になって欲しいと、私だけではなく全ての大人が子供に対して思っている事です。

だから月見学道は学習塾とはうたいませんでした。

 

では私の肩書「未来プランナー」とは何でしょうか。

1、様々な職種の内容を良く知っている事。

私の様に営業職を経験していると官民問わず、あらゆる職業の方達とお話し出来ます。学校の先生では経験出来ない事も生徒に対してアドバイスが出来ます。

例えば湖陵に進学した生徒にとって薬剤師は誰もが手に届く人気が高い安定した職業です。学校の進路指導でも病院や薬局で働くくらいの説明はします。それは生徒でも知っています。でも実は一番仕事に充実感を感じる職場は製薬メーカーの営業所に務める管理薬剤師です。そのメーカーで新薬を販売する事になったら各営業所の薬剤師が真っ先にセミナーを受けます。その知識を営業所のMRに伝達講習をします。営業担当地域の医者からの問い合わせは全てその薬剤師が担当します。病院では医者の下で働きますが、これではまるで医者のための先生の様です。

 

2、その職種につくための覚悟と道順を熟知している事。

私の様に様々な職種の方とお話しする機会があると、その方の歩んできた人生を伺うことも出来ます。本人の覚悟の質によって道筋は無数にあります。それを生徒一人ひとりに合ったアドバイスが出来ます。

例えば孫正義や三木谷浩史、イチローや本田圭佑や錦織圭の様になるための道筋は1つではありません。

 

3、夢を馬鹿にしない事。

私の様に劣等生や挫折を経験していると失敗こそ最大の勉強だと身に染みています。生徒達が語る夢を馬鹿にせず、同じ立場で応援し、次の一歩をどう進めたらいいかアドバイスが出来ます。

例えば今の生徒達はアニメ界の仕事に憧れています。大人達はそれがどれだけ狭い門で、厳しい安定していない職業かをよく知っています。良識ある大人はその夢に進む事を良しとしません。しかし誰もその道を選ばなければ手塚治虫も宮崎駿も庵野秀明も存在せず、その素晴らしい作品の恩恵を享受することも出来ません。

 

この3つを大切にして適切な進路をアドバイスする仕事が未来プランナーです。