塾が行うオンライン授業の欠点

タイトル通り欠点を認識してもらわないと、どれだけ便利なのか分かってもらえませんので、あえて取り上げました。

新型コロナウィルスの感染拡大防止のために私が居る釧路も5月末まで休校になりました。
これで北海道は2月からですから3か月以上授業が出来ない事が確定しました。


これは全ての生徒が困るレベルです。

今まで様子を見ていたご家庭も何らかの行動を始めないと取り返しがつかなくなります。

過ぎた時間は戻ってきません。

大人には痛い程良く解る言葉です。

他人と直接会う機会を減らすのが今行われている自粛ですので、テレビ電話で話すオンライン授業はとても便利です。
皆さんも学生の頃に友達と電話で勉強を教えあった記憶があると思います。その時テレビ電話だったらどれだけ便利だろうと思いませんでしたか。

今はそのテレビ電話があるのです。

では教室での授業とオンライン上(テレビ電話)での授業が全く同じかと言うとそうはいきません。

1.ネット接続は親がする
2.よそ見の防止は講師には出来ない
3.大抵のカメラは手元と顔を同時に映せないので漢字の書き順や、計算の順序のチェックをしてあげられない
4.良く出来た時に褒めて意識付けさせられない
5.1~4が原因で生徒が「つまらない」と思い、継続しなくなる

少し簡単に言いなおします。

1.家庭でのスケジュール管理は親がしなければならない
2.賢い生徒には十分な効果が出るが成長途中の生徒には与える刺激が薄くなる
3.年齢が低い生徒には不向き(なんとなく4年生以下)
4.講師の配慮を生徒が受けられない

大抵のご家庭では子供に対してインターネットの使用制限をしているので、子供は十分なインターネットの知識がありません。だからオンラインの接続は親がしてあげなければなりません。

これを「面倒だ」とか「うちの子には要らない」とか思った親は子供に対して最善の配慮をしているとは言えません。
塾には「送り迎えだけしていれば良い」と思うのと同義です。

高い偏差値で入学する私立の中学校のオンライン授業でも他の生徒からゲーム機の音が聞こえるそうです。
自制する事をまだ身に付けていない生徒相手には授業が成立しないのです。
だから年齢が低いと、勉強した効果を出し難いのです。
結果を求められる塾にとってこんな厳しい環境はありません。

気が利いた先生達は生徒達の「表情」「しぐさ」「言葉」等、膨大な情報を受け取り、それぞれの生徒に合わせた配慮をします。
オンラインではその中の生徒の「表情」と「言葉」しか受け取れません。
表情もスマホを覗き込んだ顔を見ると真剣に勉強しているように見えるので、分からない所を放っているかどうかの区別がつきません。これは先生の経験だけではカバー出来ません。

元々得られる情報が少ないのですから。

だから磨いた腕で生徒に対応しきれないのです。

もう少しありますがこれでも判断するには十分でしょう。

教室での授業とオンライン授業は同等にはなりません。
オンライン授業の欠点を踏まえてご利用いただくと、とても便利なものになります。

困っていらっしゃるなら保護者の皆様は私の教室にお越し下さい。
電話やオンラインでも対応致します。下のバナーからお問い合わせ下さい


子供に任せても行動は変化しません。


厳しい状況において、まず動くのは親からです。