昔は漫画を「本」とは呼んでいませんでしたが、今は読書家達が「本」と呼ぶ様になっています。
活字を読んでいた世代にとっては漫画は絵がついていて読み易い本ですが、今の子供たちには絵が動かない読みにくい本になっています。
上級編1,2でもお話ししていますが読書は教えてあげないと出来ない時代になっているのです。
更に昔は夏冬休みの定番の宿題として読書感想文が出されていましたが、今は出さない学校の方が多くなりました。
学校で朝の読書の時間があるからかもしれませんが、本を読めない生徒には全く役に立っていないカリキュラムです。
漢字を読めるようにはならないし、文章を把握出来るようにもなりません。
読書嫌いが加速するだけです。
漫画も本だからと言って、何を読んでも良い訳ではなく、各年齢に合った昔からある名作と呼ばれる文学作品を読まなければ読書の面白さは伝わりません。
例えば命を懸けた決闘のシーンで、
「バキッ」 「ドカッ」 「ウッ」 「ヤァ」
と、書いている本と、
「一面真白い荒野の真ん中に男が二人。降っている雪も止まっているように感じたその瞬間、辺りに梅の花が散った。」
と、書いている文章では、イメージ出来るシーンの深さが違います。
その表現の深さや表現そのものこそが文学作品の面白さであり、奇をてらったストーリーの面白さしか感じられない様でしたら、それは読書の入り口にも達していないと言えます。
まるで派手なアクションのハリウッド映画だけが面白く、登場人物の内面を描いた往年の日本映画が全く面白くないと言っているのと同じです。
読み方を教えるのもそうですが、読んだ時にどういう感想を持つべきかも、自我の発達時期に達していない子供達には教えるべき事です。
それをサポートする為に月見学道では「幼児から小学生の為の国語教室」を開設しました。
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