定期テストは生徒の能力の一部をを数値化したものです。

タイトルにも書きましたが、定期テストの点数は生徒の能力の中で数値化出来る部分を見えるようにしたものです。

誰が見ても納得出来る「客観的数値」という事ですね。

テストの点数を使う事に慣れてくると、先生も生徒も保護者も、テストの点数が成績そのものだと思い込んでしまっているでしょう。

かく言う私も頻繁にそれに陥ってしまいます。

点数が悪いとショックを受けて立ち直れない時もあります。しかし意を決して「次のテストは頑張ろう。」と行動しだす生徒もいます。

ここでポイントです。

「次のテストまでにどうしたら良い?」と、聞いた時の生徒からの回答例を見て下さい。

1.頑張る。

2.勉強する。

3.わからない。

大抵この3つです。3つ共、次のテストでは結果を残せません。理由に気が付きましたか。

それは具体的に数値化していないからです。

1について:頑張るのは「時間の長さ」なら何時間か、「出来具合」なら覚えた用語の量や問題を解いた時の正解率。

2について:今回は勉強しなかったのですか?していますよね。今回と次回の行動は変化させなければ結果は変わりません。「何の勉強をどのくらいする。」を時間と質で数値化するのです。

3について:解らないならまず考えましょう。結論が出なかったり、そもそもどう考えたら良いか分からなかったら、ヒントをくれる人に相談しましょう。

今回の数学のテストが50点で、次回は点数を上げたいなら、

「今回は数学の勉強は1日1時間だったので、毎日1時間半に伸ばし、大体出来たワークの問題を完璧にして、同じ問題なら二度と間違えないようにする。」

このように考えられたら次のテストはきっと70点台になります。

釧路高専を目指す生徒の勉強計画

釧路高専へのチャレンジは湖陵、江南に準じます。

こちらをクリック http://tsukimigakudo.sakura.ne.jp/blog/?p=184

 

明輝合格ラインでも受かりますが、工学系なので数学が弱いのは致命的です。

歯を食いしばって学力テストは50点、定期テストは90点を採りましょう。

 

釧路高専は大学進学を手厚く応援してくれます。

大学の工学部も高専出身者は物を造るスキルがあるので、普通科卒の学生よりも喜ばれます。

大学進学までを見据えて考えるのが賢い高専の進学の仕方です。私のおすすめ進路です。

高専の実習工場で腕を磨き、大学で最先端の技術を学んで下さい。

釧路商業、釧路工業、釧路東を目指す生徒の勉強計画

釧路商業、釧路工業、釧路東を目指す生徒は中学校の勉強を十分理解出来ているとは言えません。

だから準備勉強をスタートする時期も遅すぎるという事がありません。

学科もたくさんあり、一概には言えませんがランクがH以上か100点が合格有望ラインです。

5教科100点と言うと1教科20点です。何処を勉強したらいいか1教科毎説明していきます。

 

英語 : 中1のbe動詞と一般動詞の文法を完璧にしましょう。

過去、未来、現在の言い訳が出来れば言う事ありません。

肯定文、否定文、疑問文の書き換えは必須です。

 

数学 : 中1の正と負の数、文字式、方程式の計算問題を完璧にしましょう。

これ以外は必要ありません。

 

理科 : 得意な単元を4つ選んで下さい。完璧に出来たら20点を超えます。

植物、動物、遺伝は計算が全くありません。

不安が残るようでしたら2単元追加して下さい。

大地の地震や天気の飽和水蒸気量を省いても構いません。

残りの単元は勉強するのを止めましょう。

 

社会 : 地理は産業を勉強する教科です。

歴史は現代から古代に向かって授業を受けます。

公民の最も身近な先生はご両親です。

 

国語 : ゲームやSNSをしない事が重要です。

どちらも反射神経を使っていて思考力を養いません。

文章が読み取れなくなる最大の原因です。

 

生徒もご両親も3年生なのに1年生のところしか勉強しないと不安になります。

心配ご無用。これが出来ない事が他が出来ない原因です。

私の教室はここの指導を最も得意としています。

ご興味がある方は下のアイコンをクリックして下さい。

勉強の仕方、教材の選び方だけでなく、どうしたら勉強時間を確保出来るか等、何でもご相談を承ります。

 

北陽、明輝を目指す生徒の勉強計画

釧路の中3生は3学期の期末テストでは、ほとんどランクに変動はありません。

ですから学力テスト総合ABCと2学期末テストが終わったら実質期限付きのテスト勉強は終わったことになります。ここからは入試当日に向けた勉強の計画の立て方のお話しをします。

 

北陽を目指す生徒は学力テストで英数の合計が70点、明輝を目指す生徒は60点を超えていれば一安心です。

英数をそれぞれ40点越えを目指す場合は下記のリンクをご覧下さい。

社会、理科、国語の勉強の仕方も下記のリンクからご覧下さい。

http://tsukimigakudo.sakura.ne.jp/blog/?p=184

このブログを中1,2あるいは中3の夏以前にご覧になっている方達へ。

理社は中3の冬休みからでも点数が伸びます。しかし英数は時間が足りずに伸び始める前に試験日が来ることもあります。入試は総合点ですが伸び率が小さくても中3の冬休み前までは英数を最優先で勉強して下さい。

湖陵普通科、江南を目指す生徒の勉強計画

釧路の中3生の3学期の期末テストではほとんどランクに変動が出ません。

ですから中3生が2学期の定期テストが終わると、実質的に期限付きのテスト対策勉強が全て終わった事になります。3月の入試当日に照準を合わせた計画を立て、一つずつ完璧にします。

ではタイトル通り、この時期からの中3生の勉強内容の話をします。

 

まず英数です。湖陵ならそれぞれ50点、江南なら2教科合計80点前後をキープしていたらまずは一安心です。

英語が40点を超えない場合は中1に習った文法の間違いが影響しています。

この両高校の進学を希望している生徒の場合、知識が足りない事はあり得ません。知識があっても問題の中で気が付かないのです。

例えば、

I know a golfer who became popular all over the world.

と、言う文章に過去形が含まれている事を見落としてしまいます。だからテストで減点されます。

知識がない訳ではないので、とにかく練習を繰り返すしかありません。

1例ですが、これが40点の壁を安定して越えられない原因です。

 

数学は関数が完璧なら40点を超えます。

 

まず英数のこの部分を克服しましょう。

 

社会はとにかく演習を重ねるのみです。

理科は得意な単元から完璧に仕上げましょう。「完璧」です。「大体できる。」は全く出来ない事と同じです。

完璧に仕上げた単元ごとに5点ずつ加算します。目標の点数まで積み重ねましょう。

 

国語は小説、説明文の現代文の演習を繰り返します。

模範解答と視点が異なっていれば本文を読み直してポイントを見つける練習をします。

視点が合っているのに模範解答と違う文章になってしまっていたら、模範解答通りの文章を作る練習をします。これで減点されにくくなります。

古文と漢文は読めれば現代文と同じです。

ここまで出来るようになったら俳句と短歌に取り組みましょう。

 

湖陵理数科を目指している生徒はどの教科も減点されることが許されません。

各教科55点で良いのではなく、満点が取れなかったから仕方なく55点に甘んじて、合計275点を反省して下さい。

 

裁量問題対策はその後です。

 

 

 

 

定期テストと学力テストの違い

定期テストは学校の授業をどれだけ理解しているか年4回行うテストです。

学力テストは積み重ねた知識をどれだけ利用して使えるかを試すテストです。

定期テストは通知表の成績に影響するテストです。

学力テストは入試の当日点の目安です。

中学1,2年生にとってはあまり違いがないように感じるので意識しないかもしれません。

しかし中3生では時期やその時の習熟度等の条件によって、どちらのテスト勉強を優先したらいいかが変わってきます。

必ず詳しい人に相談して効率よく勉強しましょう。

http://tsukimigakudo.sakura.ne.jp/blog/?p=71