タイトルにも書きましたが、定期テストの点数は生徒の能力の中で数値化出来る部分を見えるようにしたものです。
誰が見ても納得出来る「客観的数値」という事ですね。
テストの点数を使う事に慣れてくると、先生も生徒も保護者も、テストの点数が成績そのものだと思い込んでしまっているでしょう。
かく言う私も頻繁にそれに陥ってしまいます。
点数が悪いとショックを受けて立ち直れない時もあります。しかし意を決して「次のテストは頑張ろう。」と行動しだす生徒もいます。
ここでポイントです。
「次のテストまでにどうしたら良い?」と、聞いた時の生徒からの回答例を見て下さい。
1.頑張る。
2.勉強する。
3.わからない。
大抵この3つです。3つ共、次のテストでは結果を残せません。理由に気が付きましたか。
それは具体的に数値化していないからです。
1について:頑張るのは「時間の長さ」なら何時間か、「出来具合」なら覚えた用語の量や問題を解いた時の正解率。
2について:今回は勉強しなかったのですか?していますよね。今回と次回の行動は変化させなければ結果は変わりません。「何の勉強をどのくらいする。」を時間と質で数値化するのです。
3について:解らないならまず考えましょう。結論が出なかったり、そもそもどう考えたら良いか分からなかったら、ヒントをくれる人に相談しましょう。
今回の数学のテストが50点で、次回は点数を上げたいなら、
「今回は数学の勉強は1日1時間だったので、毎日1時間半に伸ばし、大体出来たワークの問題を完璧にして、同じ問題なら二度と間違えないようにする。」
このように考えられたら次のテストはきっと70点台になります。