最初のエピソードです。
彼は2年生の秋に入塾しました。
ポテンシャルはあるように見えましたが工業を志望していました。
後日お父様と話をしたところ、
「卒業するまでに頑張るという事を学んで欲しい。」
と、望んでいました。
ガリ勉したとは言えませんが、
3年の4月には明輝は落ちない範囲に入ってきました。
話し合って北陽を目指して最後に追いつかなかったら明輝にすることにしました。
夏、秋の摸試と学テで国語が高得点を望めることも判ったので、
北陽への手応えは十分にありました。
担任からは受からないから変更しろと言われたそうですが、
そのまま北陽を受験し合格。
奇跡だと言われたそうです。
冬休み以降順調に勉強を積み重ねることが出来たので、
私から見ると当然の結果です。
10月までは部活動一色で、
受験生らしい生活ではありませんでした。
冬休みも塾を休む日があり、
勤勉とは言えませんでした。
彼の越えた壁は、
目標に向かって前進することでした。
決して後退したりブレたりはしませんでした。
北陽に合格するために必要十分な努力をしました。
お父様もずっと見守っていて下さいました。
1年半かけて、親の期待通りに成長しました。