国語の勉強方法をお教えします 初級編3

平仮名を覚えたら次は漢字です。

漢字が少し混じった本を読み聞かせましょう。

漢字に興味をもったらチャンスです。

漢字を覚える事は勉強ではありません。

日本人の常識です。

常識がないのですから漢字が書けない事は恥ずかしい事なのです。

漢字表

頭が悪いから漢字を覚えられないと言わせないようにしましょう。

この言葉を使った生徒は漢字を覚える事を拒否していますので一度聞いてみて下さい。

 

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国語の勉強方法をお教えします 初級編2

読み聞かせの段階をいつ終わったらいいか、判断は難しいですよね。

絵本を読んであげていたら、その内文字を読もうとしだします。

その傾向が見えたら文字の読み書きを教えてみて下さい。

興味を示す範囲にとどめる事がポイントです。

えほん

絵本が平仮名だけだったらひらがなだけ、片仮名も書いてあって、それを読もうとしたら片仮名も一緒に教えましょう。

五十音順ではなく、絵本に書いてある文字だけです。

もっと読み書きできるようになりたいと求めてきたら五十音で教えましょう。

嫌がっている時に「勉強しますよ。」と呼んで始めるのは最悪です。

勉強=嫌なもの

として覚えてしまいます。

 

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国語の勉強方法をお教えします 初級編1

どうして国語の勉強が必要かと、幼児期の日本語の習得についてお話ししました。

今回からは年齢ではなく習熟度別にお話ししていきます。

 

やはり日本語の習得には読書が一番です。

文字が読めるようになる前から始めましょう。

???

何か変ですか?

文字が読めなくては本は読めない?

いいえ、そんなことはありません。

読み聞かせ

読み聞かせてあげればそれは読書です。

幼児期の回でもお話ししました。(http://tsukimigakudo.sakura.ne.jp/blog/?p=393

是非試してみて下さい。

 

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国語の勉強方法をお教えします 幼児期の日本語の勉強の仕方

赤ちゃんが生まれたら「パパ」よ呼んでくれるか「ママ」と呼んでくれるか競って覚えさせようとする夫婦もいますよね。

二人とも真剣に何度も赤ちゃんに話しかけます。

夫婦の思いがどこにあるかは別として、赤ちゃんにたくさん話しかけるのは良い事です。

子供が幼児に成長すると、家事の時間を作りたい為にビデオを見せて、大人しくしている内に終わらせたりします。

そんな時にはこんな会話が交わされているかもしれません。

 

「ママ、DVD終わったよ。」

「面白かった?」

「うん。」

「・・・・・・・・・」

 

ずいぶん親子の会話が少なくなったと思いませんか。

これが一緒に観ていた場合なら、

 

「パパ、DVD終わったよ。」

「面白かったね。どこがおもしろかった?」

「あのね、空がね、ぴかっと光った所。」

「そうだね。パパもビューンて飛んでるところがかっこよかったな。」

「あのね、あのね・・・」

 

話は尽きません。

昔はビデオのように便利な道具はなかったので、子供番組が終わった時間以降は大人が読み聞かせをしたものです。

 

「昔々、おじいさんはシバ刈に行きました。」

「シバってなあに?」

「薪にする木の事だよ。」

「薪ってなあに?」

「昔は木を燃やしてお湯を沸かしたり暖を取っていたんだよ。」

「へー」

 

子供は分からないから聞きます。

親は分かるように伝える努力をします。

子供は理解しようとがんばります。

親は何度も言葉を変えながら身振り手振り説明します。

子供も受け取ろうと必死です。

 

この経験が思考力につながり、言葉を使って思いを伝える訓練になります。

媒体はビデオでも構わないと思います。

要は親子が同じものを対象にして、考えながら話すことが大切です。

教室に生徒に聞いてみると、思った事をうまくしゃべられない生徒はこの経験をしていません。

思った事をしゃべられない生徒は人の話も言っている事を受け取れない時があります。

頭の中でうまく整理できていないのですから作文も苦手です。

このタイプの生徒は学校の授業でも先生の言っていることが分かりません。

授業についていけない原因になるのです。(http://tsukimigakudo.sakura.ne.jp/blog/?p=141

漢和辞典

 

文字を読めるから、話が出来るからと言って、コミュニケーションツールとして日本語を使いこなしているとは言えません。

だから国語の勉強が必要なのです。

 

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国語の勉強方法をお教えします なぜ日本語の勉強が必要か

月見学道は釧路の学習塾です。

実家の押入れを開けたら古いつづらが入っていました。舌切り雀に出てくるあれです。

そのつづらには「月見」と達筆で書かれていました。

父の話では祖父の文字だそうです。

「爺さんは筆も達筆だったけど、漢字もたくさん書けたな。父さんの2倍以上だわ。」

 

私の父は昭和15年生まれ。釧路で長く小学校の教員をしていて、日進小学校の校長を最後に退職しました。

釧路の方ならこの経歴だけでどのような人物だったか容易に想像できると思います。

祖父は明治生まれ。国鉄の職員で、昭和の戦争後は三ッ輪運輸で働いていました。

昭和生まれの教育者の父と明治生まれの一般の社会人の祖父を比較して、漢字を書く力、覚えている量ともに祖父が優れているのには驚きです。

では私と父を比べるとどうなるかと言うと、当時私は漢検3級で、父の約1/3くらいです。毛筆も少し劣ります。

では3人の漢字能力を比で表すと、

私:父:祖父=1:3:6

です。

日本人なら漢字がたくさん書けて読めて、字が達筆な方が上手な日本語が使えるとイメージするはずです。

私の家系での傾向は、今預かっている生徒達にも同じ様子が伺えます。

明治以降世代を重ねるにつれ日本語の使い方が下手になり、国語力が低下しているとも言えます。

何が原因か、どうしたらいいか等はこちらのブログをご覧下さい。

http://tsukimigakudo.sakura.ne.jp/blog/?p=393

http://tsukimigakudo.sakura.ne.jp/blog/?p=400

漢字

 

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