国立大進学を諦めたくない湖陵生の皆さんへ

皆さんが湖陵に入学した理由は「成績が良かったから他に選択肢がなかった」か「大学進学に有利だから」の2つに分けられるでしょう。
これが進学校の存在意義と価値です。

夢に胸を膨らませて入学し、挑んだ最初の数学の授業でいきなり挫折感を味わいませんでしたか。
英語の授業の進み方が早くて戸惑いませんでしたか。
最初の学力テストで思っていたよりずいぶん低い学年順位でショックを感じませんでしたか。
それでもこれらは何かの間違いだと思い続け、特に何の対策もしないで受けた定期テストで今まで見た事もない点数を取ってしまっても、これも何かの間違いだと現実を受け入れられないまま時間は過ぎていきます。
自分の成績を受け入れた時には入学時に思い描いていた大学は遠い彼方となり、身の丈に合った大学探しに苦労するようになります。
その時間を勉強に使ったらどれだけ有意義だったことか、思い返しても後の祭り。既にどの教科もどこが分からないのかが分からなくなっていて、どこから勉強して良いか分からなくなっています。


以上は月見学道の学長、月見和史の高校時代の勉強面を切り取ったものですが、どうですか、どこかで聞いた身近な出来事の様に感じませんか。

湖陵の生徒が思い通りの大学に進学する手順は割と一本道になっています。
皆さんもこれから私と一緒にその道を観に行きましょう。その道を見せる役割こそ「未来プランナー」の私の役割です。

どうしてつまずく場所が分かるのか。
それは私もつまずいたからです。
卒業時学年後ろから3番目の成績はここで役に立っています。

1.高校の受験勉強

皆さんには2つのタイプがいます。

a:勉強しなくてもテストの点数は十分高かった。
b:勉強したからテストの点数も高く保てた。

更に詳しく分析するとbのタイプも2つに分けられます。
b1:毎日コツコツ勉強した。
b2:テストの日程に合わせて必要なだけ勉強した。

自分がどのタイプか選んでから次を読んで下さい。

2.湖陵入学後

一般的な話をします。

a のタイプの生徒:成績が落ち続けます。
b1のタイプの生徒:成績が伸び続けます。
b2のタイプの生徒:自分に必要な勉強時間を見極められたら成績は伸びますが
          大抵わからないので落ちます。

b1の生徒が伸びる理由こそ、先生達が言っている「毎日1時間勉強しなさい。」です。
勉強スタイルが ポテンシャル依存タイプ(a)でも 亀タイプ(b1)でも兎タイプ(b2)でも、毎日コツコツ勉強する習慣こそが最強の武器となります。

皆さんはどのタイプであっても中学までは学習内容より理解力が勝っていたので困る事は有りませんでした。でも高校の学習内容は大抵の生徒の理解力を超えます。だからコツコツ努力する事が必要なのです。その重要性は他ならぬ皆さん自身が最もよく感じているところです。

3.最初のハードル

何と言っても数学の因数分解です。全員挫折します。だからそれを知っていたら数学を諦める必要はありません。ここで数学を諦めたら私立文系一択になります。

ではどうしたら良いのでしょうか。

湖陵では昔から副教材として4STEPを使っています。その問題集を完璧に解けるように何周も練習するだけで十分です。
ここでは練習量を増やさないようにしましょう。新しい問題集も予備校も要りません。基礎を固める時は余計な練習量を増やさない事です。ただでさえ忙しい高校生活です。高校生活に慣れ時間を有効に使いましょう。

4.大学の偏差値は英語の偏差値

各有名予備校や教育産業が発表している大学の偏差値とは英語の偏差値の事だと思って受け取って下さい。受験で使う科目の平均で読み取ると日々の勉強のバランスを取り間違います。

当教室に通っていた生徒の実例です。
数学も物理もSS65以上でしたが英語がSS53で弘前大に入学しました。英語も65だったら旧帝大のどこかに入学していたでしょう。
英語の勉強強化は湖陵入学時からずっと言い続けていましたが、最後までその重要性に合わせた勉強バランスを取れなかったようです。

ちなみにこの生徒の数学のアドバイスが「4STEPだけでSS60は越えますよ」です。釧教大合格にこんな高い偏差値は要りません。SS45があれば十分です。

5.物理は最初の「等直線運動」がカギ

中学生までの数学や理科は公式を覚えて、問題に合わせてそれを使っていました。

これでは高校の理科は理解出来ません。

学校の授業はノートを採る事より先生の話を聞いて物理の世界感をイメージしてそれを感じましょう。そのイメージに合わせて公式を読み取ります。公式の意味が充分解ったら使い始めましょう。

物理は万能です。理系に進学したいならどんな専攻希望でも物理を入試で使いましょう。その方が将来プラスになります。その為湖陵では1年生で物理を学ぶのです。2年生から共通テスト対策の勉強が出来るからです。

6.化学はmol

中学の時に必死になって化学反応式や電離式を覚えたのに、高校の化学ではアボガドロ数だって!!
なによ、6.02×10^23個って数えられないし、理想気体1molの体積は標準状態で22.4Lって最早魔法でしょ。大体見えないからって適当な事言っているんじゃないの!!

確かに原子、分子の性質を観察し見つけた法則を演算に便利なように開発したものなので、頭が良い人の思考手順を追う勉強はなかなか歯ごたえがあるのは当然です。
実際molに慣れたらこんな便利な単位はありません。
今はコンピュータの時代ですから、数値を入力すれば答えが出ると言えばそれまでです。しかし何事もそのジャンルが発展する為には最も基本的な事は押さえておかなければなりません。歩けない赤ちゃんは走られません。

私がmolを克服したのは45歳の時です。当時の高校生に教えるためですが、危険物乙4取扱者も毒劇物取扱者もmolの計算が出来ないまま合格しました。

これで化学も克服出来たら国立理系はばっちりです。

7.社会科全般は教科書を読み込む

中学生までは教科書の太字や赤字を覚えました。高校の勉強は太字や赤字の言葉を使えるように本文を読み込みます。さらにまだ深く学べる余裕があるなら教科書の隅の資料や別冊の資料集を読み込みます。読みながら時代背景を整理すれば尚良し。
地歴政経倫理、癖は違いますが勉強の仕方は同じです。これが出来るようになった頃には立派なノートが出来上がり、どんな問題集でも解けるようになります。

この勉強方法に予備校は必要ありません。

8.現国は接続語を敏感に読み取る
 古典はとにかく文法を徹底的に覚える

高校生だと明治の文豪の作品を読んで心を打たれる程度の読書力が必要です。高校の国語の先生達は大抵そのクオリティで授業をしてくれています。
だから楽しく授業を受けられるはずです。

しかしそれは受験には役に立ちません。

現国は接続語に注視して文と文、段落と段落のつながりを読み取る練習をしましょう。
古典は文法が命です。絶対手抜きは許されません。読めたら意味が解るのは中学の時と一緒です。

勉強のポイントは科目毎単元毎にまだまだたくさんありますがそれについてはまたの機会に。

9.君達に必要なのは勉強を教えてくれる先生ではなく、進むべき道を示してくれる未来プランナーです

君達は「中学校までの勉強が出来ている」から湖陵の生徒として通っています。ここが大事です。
今の勉強が分からなければ高校からの内容を根こそぎ復習すれば回復します。たまに勉強をしなくなって中学校の事を忘れている事もあります。
かく言う私も高校の英語が苦戦した原因が中学の関係代名詞だと分かったのが大学時代に家庭教師をしている時でした。

道に迷ったら知っている人に頼った方が早いのです。教えてもらうのは目的地ではなく、その目的地まで続いている無数の道の内、自分に合った道順を示してくれる未来プランナーです。

10.共通テストをもう一伸びさせたいなら

基礎力アップが遠回りですが一番の近道です。日本で最もやさしく話しかけてくれるオンライン教材を用意しています。

11.常時教室に通う必要はありません

進路指導はZoomを使って行えます。
基礎力をつける「しゃべる参考書」はオンライン教材です。
英語をもう一伸びさせたい人は英仏ペラペラの上野桜木「桜学舎」の先生の個別指導をオンラインで受けられます。

12.挫折したって構わない

人生山あり谷ありと言いますが本当にその通りです。高校時代に挫折を味わってそこから立ち直る術を是非身に付けて下さい。
その為に未来プランナーの私がいます。

挫折したまま、なりたい自分になるのを諦めますか?

決めるのは君達自身です!!

興味が湧いた方はこちらもご覧下さい。
https://tsukimigakudo.com/blog/?p=596
「湖陵高校を目指す生徒、湖陵高校に在籍している生徒、湖陵高校を卒業した方達が読んで下さい。」

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