数字を大きく書く事。
案外これが出来ていなくて、自分の数字の読み間違いや桁間違いをするんですよ。
昔は不便なことがいっぱいありました。
18時でスーパーや近くの商店が閉まる。
暖を取るためのストーブに薪や石炭、石油を入れる。
兄姉が弟妹の面倒を見る。
数えたらまだまだあります。
夕飯時に醤油が切れたから、近くの商店にお使いに行った記憶がある方もたくさんいらっしゃると思います。
いつもキッコーマンを使っていたのにヤマサを買ってきて怒られたり、安売りをしているものではなく通常金額のものを買ってきてまた怒られたり、散々だったでしょう。
もちろん私も同じです。
上手に買ってくるとお釣りがお駄賃になったりして、買い方がだんだん賢くなったものです。
今は便利な世の中です。
ご両親が忙しくてもスーパーが24時間開いています。
調理済みならガスも使わず「チーン」。
風呂だってボタン一つで入れます。
子供が苦労を重ねて知恵を養う機会がほとんどありません。
塾では学校のテストで100点を採らせるための勉強をする事は簡単です。
教科書準拠のワークを直前に解かせるだけで済む事です。
しかしこれでは勉強をさせられているだけで、何を学ぶかの意識付けが出来ていません。
このまま卒業すると高い確率で中学校の授業についていけなくなります。
ご家庭で養う時間を取れないなら、この「賢さ」を育ててくれる塾にこそ通わせましょう。
計算が出来るだけでは文章問題を読み取って解く力が付きません。
英語をしゃべられても、日本の事を知らなければ、外国人の興味を満たすことが出来ません。
これでは「賢くなった」とは言えません。
私の教室ではこの「賢さ」こそ大切にして指導しています。
指導方法その他の内容は全てオープンにしています。困っている方は是非ご相談して下さい。下のバナーをクリックしましょう。
小学生は日々成長しています。
昨日出来なかったことが今日は出来たりもします。
人の成長は 身体 ⇒ 心 ⇒ 学力 の順で進みます。
身体は学年が違う生徒同士を見ると一目瞭然です。
生徒達と話をしていて、大人ときちんと話が出来るしっかりした子は成績も良いと感じた事があると思います。
これは成績が良いから出来るのではなく、きちんと話が出来るから成績も上がるのです。
このしつけはご家庭で行うのが一般的です。
祖父母等の親戚と会った時が一番の練習機会です。
まずはご両親がきちんと挨拶をして見本を見せましょう。
もし行きがけの車の中で 「今日はジジババから何をもらおうかな。」 なんて話をしていたとしたら、目も当てられません。
成長の度合いには個人差もあります。
きちんとご両親が見本を見せていたら、子供も必ず出来るようになります。大人は子供が出来るようになるまで、成長をじっと待つしかありません。
決して自分達の都合で子供の目標を決めないようにしましょう。
私の教室ではそのように指導していますので、「詰め込み」を希望している方には合わないかもしれません。
入塾するかしないかは関係なく何のご相談にも応じています。ご興味がありましたら、下のバナーをクリックして下さい。
具体例はまた別のカテゴリーでご紹介します。
小学生はまだ一人では何も出来ない人達なので、「大人の言う事を聞く」事を覚え、少しずつ出来る事を増やす年齢です。
現代は大人も子供も忙しい生活を送っているので、各ご家庭で家族が会話する時間を取りにくいかもしれません。
一人っ子も多いので、ゲームしかする事が無いのもうなずけます。
「テレビばっかり、ゲームばっかりしていないで勉強しなさい。」と、言うセリフはどこのご家庭からでも聞こえます。
でもまだ一人では何も出来ない人達に、ご両親が留守中に勉強しなさいと言っても、生徒は何が勉強なのか、どうする事が勉強なのかが分かりません。
この年齢の人達にとっては何を経験しても勉強です。
小学生の成績はテストの点数では測れない人間総合力が最も大切です。
ご家庭で出来ないなら私の教室でその経験を積ませます。内容はすべてオープンにしていますのでご興味がございましたら下のバナーをクリックして下さい。
小学生で養った力は中学校の最初の学力テストで計る事が出来ます。それについては別の機会にお話しします。
彼は1年生の秋に入塾しました。
英語はアルファベットを書ける程度、
数学は小数と分数の計算が出来ず、
正と負の数の概念も解りません。
頑張る姿は超一流で、
部活動でも中心で活躍しています。
勉強だって真剣で、
理解力が低い訳でもありませんが、
翌日まで覚えていられることが少ししかありません。
何に対しても意欲がある分、
効果が出ないのは周りの大人の責任だと、
私は強烈に責任を感じてしまいます。
時間がかかりそうだったので、
「すらら」という配信教材と、
非常勤講師の個別指導で進めていました。
春休みでは学校の勉強に追いつかず、
夏休みで英語が少しものになってきたので、
秋の英検5級を受験させたところ合格しました。
次の目標は春に4級です。
数学はほとんど変化なしでしたが、
解いている問題の計算経過を見ると、
解法のテクニックに傾倒している様子だったので、
正と負の数も、文字式も、方程式も概念から話し直しました。
するとたどたどしさはありますが、
間違わなくなりました。
「正解する」ではなく「間違わない」がポイントです。
偶然の正解より、
考え方を間違わない方がずっと大切です。
努力した分だけ成果が出る
を実践してくれました。
今では他の生徒の見本です。
今回は生徒がハードルを越えたというよりも、
私に良い経験を積ませてくれたのだと思い、
感謝しています。
彼は壁を越えられなかった生徒です。
2年生の秋に入塾しました。
北陽志望でしたが、
定期テストの5教科合計点が約60点です。
それでも私は無理とは言いません。
実際に合格するための勉強をあと1年積み重ねられるからです。
2学期の期末テストで約100点、
3学期の期末テストで約180点になりました。
学力点だけ見ると商業の合格ラインに達したので本人に伝えました。
もともと釧路市内の高校には合格できないと担任から言われていたので安心したのかもしれません。
春休みは全部遊ぶ時間に使いました。
これでは北陽の合格ラインにはたどり着きません。
現実をきちんと見て欲しいので、
明輝までは約束できるが、
北陽は厳しくなったと話しました。
これを春休みに勉強を全くしなかったことが原因だとは彼は思っていません。
塾で間に合わないのだから家庭教師にすると辞めて行きました。
彼が合格したのは商業高校です。
彼が越えられなかった壁は
「正しく会話が出来なかった」事です。
私達も案外身近なところで損をしているかもしれません。
今日の生徒は小学4年生です。
出来ることは面白がって続けますが、
出来ない事は難しいと言ってしたがりません。
塾の勉強ですから、
学校で出来なかったことを中心に教えます。
だから彼にとっては苦痛の時間だったでしょう。
5年生になる春休みに春期講習を7日間受けました。
その時に評判のパズルをさせたところ、
面白がってどんどん解いていきました。
その後算数のワークを解かせると、
じっくり考えるようになりました。
終わるとフラフラ教室を歩くのはまだ治っていませんが、
それも時間の問題かなと思っています。
彼が越えた壁は、
「あきらめない事」です。
人が成長しようと思ったとき、
最も大切にしなければならない事です。
小学生にとって「あきらめない事」も、
教えてもらわなければ身に付かない事なのですね。
彼は2年の夏休み前に入塾しました。
学校の成績はいいとは言えません。
夏休みは部活動の練習や試合で忙しく、
大好きな釣りも楽しい季節なので、
とにかく遊びました。
塾で課した勉強は全くしませんでした。
「宿題でいっぱいだった。」
と、いうのが本人の理由です。
このセリフ、よく聞きますよね。
学校の成績が良くないなら、
学校からの宿題にプラスした勉強をしなければ追いつく訳がありません。
当たり前の事ですが本人もご両親も気がついていないことがほとんどです。
中学校以降の勉強は、
最低限覚えなければならない用語を覚えていなければ、
先生から教わる事も出来ません。
教えたくても伝わらないのです。
N(ニュートン)の単位を覚えていてもらわなければ、
圧力を教えられません。
彼は2学期に勉強するペースを作ろうとしました。
冬休みは少しですがプラスαの勉強が出来ました。
3学期には用語を覚えることもでき、
2学期中間と比べると、
理科、社会共に20点伸ばしました。
彼が越えた壁は
「自分の限界を自分で決めるのを止めた。」
事です。
出来ない生徒は出来ない自分の姿を普通だと思い込んでいます。
出来るようになっても出来ない自分を演じる事もあります。
これを超える事は案外大変な事なのです。
彼は2年生の夏に入塾しました。
通常は週1、冬休み春休みは通い放題で勉強しています。
3学期の期末テストの結果を見て、
今のままなら北陽高校への進学は難しいから、
春休みどう過ごしたらいいか考えなさいと話しました。
部活動の練習の都合もついたので、
春休みは英語の特訓をびっしりしました。
もう一度be動詞の使い方から始まり、
時制を整理し、
受動態、比較級、不定詞を復習出来ました。
4月の学力テストでは35点です。
2年生の定期と学テでは50点前後でしたから、
約10点アップしたのと同じです。
彼が越えた壁は、
意思を強くした事です。
塾でも家庭教師でもそうですが、
効果がなかったらすぐ変えようとする保護者が少なからずいます。
学力が伸びない原因は、
生徒自身の意識と、一緒に戦おうとする両親の意識の足りなさが、ほとんどです。
生徒が変わろうと頑張ってもうまくいかない時は、まず保護者が変わっていきましょう。