新型コロナウィルスによる休校期間の過ごし方2(保護者向け)

新型コロナウィルスによる休校延長や再度の休校は今後も起きます。

「起きる」と覚悟していれば、実際に起きてもショックが和らぎます。

子供が無邪気に休校を喜ぶのは仕方がありません。事の重大さが認識出来ないのも仕方がありません。
だから「子供」なのです。

「なんでこんな状況が続くんだろう」と思わず、子供達に貴重な経験をさせましょう。

こう思うようにするのは保護者の皆様のストレスを少しでも軽くする為です。

親が参ったら子は生きていけません。

困っていたら頼れる人を探しましょう。

困っている事に自分で気が付かない事もあります。

直接会う事はリスクを高くする事なので今は出来ませんが、電話でもLINEでも会話する方法はいくらでもありますので、気が付かない自分の様子は親しい相手に気が付いてもらいましょう。
気休め程度でもきっと楽になります。

もう一度言います。

親が参ったら子は生きていけません。

不必要な無理は禁物です。

「今やろうと思っていたのに」は子供の本心です。

物事の優先順位は分かっていても行動が伴わないのです。

まだ好きな事に対して先に行動してしまうのです。

これは脳の成長に起因しているので個人差があり、刺激したり促しても最終的には「待つ」しか方法がありません。

母「もらったプリントやったの?」
子「今やろうと思っていたのに」
 「言われたからやるきなくなった」
母「やる気なくなったじゃないでしょ」
子「明日やるよ」

ここでのポイントは「学校のプリントやっていないなら一緒にやるよ」と声をかける事です。

物事の優先順位は分かっているのですから、怒られると否定されていると受け取るので、せっかく理解し始めた優先順位を壊してなくしてしまう事もあります。

母「学校のプリントやっていないなら一緒にやるよ」
子「今やろうと思っていたのに」
母「そう。じゃあ一緒にやるよ」

毎回上手く行くとは限りませんが工夫は出来ます。
その工夫は周りの大人がしなければなりません。

何か困ったことがありましたらいつでもご連絡下さい。

新型コロナウィルスによる休校期間の過ごし方1

地域によっても異なりますが私が住んでいる釧路は令和2年2月26日から休校が始まり春休みに突入したので4月5日まで休みでした。

緊急事態宣言の影響で4月20日から5月6日までまた休校になりました。

生徒の感覚は「また休みが増えた」と喜ぶのでしょうが、親の感覚は授業時間が減ったことを不安するべきです。

既に2ヶ月学校が休みになることが決定しました。夏冬休みを使った補習はあるでしょうが、その時の状況が不透明なので必ずしも補えるかどうかは分かりません。

現時点で12ヶ月かけて勉強する量を10ヶ月で終わらせる事が確定しています。これはまだまだ短くなる事は間違いありません。

1.「異常事態だから仕方がない」
2.「こんな時でも出来るだけいつも通りになる様に心掛ける」
3.「こんな経験滅多に出来ないから色々試す」

皆さんならどの行動を採りますか。

結論から言うとどれでも良いのです。

新型コロナが怖いなら積極的に「1」を選んで下さい。不必要な行動を極力控えましょう。

日本に住んでいる限り毎年何処かで災害に見舞われます。どんな危機的状況に陥るか予測出来ません。だからどんな状況でも「普段通り」を忘れない事は大事です。そう思う方達は「2」を選択しましょう。

「3」を選べる人達は勇者です。「1」「2」を選んでいる人達に迷惑やストレスをかけないようにするのがマナーです。

私は私の教室を利用している生徒やご家族が「2」になる様に「3」を選んで仕事をしています。

どんな時も「いつも通り」「普段通り」に過ごせることは大切で幸せな事です。

その為には誰かが負担を負っています。ご家庭なら家事を担う方達です。昭和以前ならお母様と言ったところでしょう。

ご家庭の中の勉強面くらいは私でもお手伝い出来ますので「いつも通り」「普段通り」になる様に必死に考え準備し試しています。

その一つが「すべての授業をオンライン化した」事です。

私の教室は「自学」「自習」型を基本としているので普段は集団授業を行っていません。

生徒各自に越えるべきハードルを設定し、それをクリアする為に勉強しています。

分からない所を自分から質問出来るようにする事を基本とし、うまく自分の力で進められない生徒には適切なアドバイスをしていきます。

この「質問する」「アドバイスする」部分をテレビ電話を使って補っているのです。

その様子はこちらをご覧下さい。
https://youtu.be/PgsUxkX1wP4

この状況の中急遽始めたものではなく、2年前からSkype授業を行っています。生徒はインドに住んでいました。鎌倉学園中の帰国子女枠編入試験を合格し、 今年の3月に日本に戻ってきました。多分まだ学校には行っていないはずです。

予習復習は「すらら」も使っています。すららコーチも担当し遠隔地の生徒への指導も3年以上続けています。

だから私にとってオンライン授業は日常の事で十分な経験があります。

使うかどうかは生徒の好みに合わせていましたが、世が世なので今は積極的にオンラインを使った勉強の仕方を教えています。

新型コロナが収束するまでには、まだまだ時間がかかります。休校措置もまだ何度も起きます。

それでも3月が来れば入試があり、4月には次の学年に進級します。

いつもと違う経験をプラスにするかマイナスにするかは前述した3つの行動の内どれを選びどう行動するかで結果が変わってきます。

もう一度お話しします。3つのどれを選んでも良いのです。その内「2」を選んだ人達の為に合った授業展開を私の教室では行っています。

何かに困っていたらいつでもご相談に乗ります。平日は16時から21時半までお電話も受け付けます。Zoomもつなげていますので直接面談でなくてもお話し出来ます。
お近くの方はシャッターが閉まっていても正面に車が停まっていたら中に居ますのでお越し下さい。

困っていらっしゃらないなら、リスクを上げる必要はありませんので来塾はご遠慮下さい。

困っていらっしゃるなら、いつでもご連絡下さい。

月見学道の全授業をオンライン化しました

「百聞は一見に如かず」まずはご覧あれ!!

これは1対1の授業ですが、当然一斉配信もでき、双方向で話もできます。

まさに集団でのテレビ電話です。

これなら接触しませんので安心です。

困っている方はお問い合わせ下さい。

月見学道の授業をオンライン化します

世は新型コロナウィルスの影響で世界中が混乱しています。

私達も普段通りの日常を取り戻す為に必死です。

特に子供達は学校に行けないので既に普段通りは失われています。

そのせいもあって、大人も子供も何らかのストレスを増やしています。

この新型コロナウィルスは感染率が高いのが悩みの種です。

様子が分からない人と少しの時間でも空間を共有すると感染する可能性が出てきます。予防する為には人と会わない事が肝要です。

だから学校も休校にした訳ですが、いつまでもこのままで良いはずがありません。

だから月見学道の授業をオンライン化します。

いつもの月見学道の授業をZoomを使って自宅で受講して下さい。

方法は簡単です。

手順その1

Zoomのアプリをダウンロードします。
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

または月見学道宛てにメール
tottori@tsukimigakudo.com

を送っていただければURLを返信しますので、そこからアプリをダウンロードして下さい。

PC(カメラ、マイク付き)が便利ですが、タブレットでもスマホでも構いません。

手順その2

ログインしてネットと接続。
上手くいかないときは教室に電話を下さい。操作のサポートをします。

これで全てです。

これで私からの声も映像も聞こえて、生徒からの声も映像も聞こえます。

ネットを使って普段の教室での勉強環境を整えたことになるのです。

こういうご時世です。今後もないとは限りません。日本に住んでいる限り「地震」「津波」「火山噴火」「洪水」等の心配は尽きる事がありません。

その時慌てないように今から人類の知恵を使っていきましょう。

1.既存の生徒はこれで普段の勉強の続きが出来ます。
2.新規の生徒は普段通りの説明が必要なので、オンライン上か教室にお越しいただいてご説明いたします。

全国どころか世界中から受講出来ますのでお問い合わせ下さい。

オンライン授業の一番のメリットは、生徒のスマホでログインさせると、勉強中にスマホを使う心配がない事です。

教室に通って授業を受けるか、オンラインで自宅で受けるか、差はないと思う事がこれからの時代を生きる人達に必要なスキルです。

人の成長

「bとdの区別がつきません。」

ちょっと知識があれば発達障がいを持っていると気が付きますが世間一般では判らないのが普通です。SNSで発信してみたところそれが良く解りました。

この生徒のIQは80。中1なのでまだ4年生に満たない成長度合いです。身長も150㎝なく、声変わりもしていません。成長遅延なのは明らかです。

この生徒、「勉強します」→「できませんでした」→「明日までに覚えます」→「できませんでした」をエンドレスで繰り返します。

幼児期に誰でもある事なので、それ自体は何も問題ありません。

じっくり待つだけです。

待つと同時に「この行動は信用を失う事だ」と、教えたところ、信用を失うわけにいかないと、出来ないことを隠すようになりました。

これは無邪気だった子供がずるいことを覚えたのと同じなので、この生徒の場合でも「成長した」と、喜んで良いところです。

もう少し正確に分析すると、無邪気さを残した行動です。信用して欲しいから隠している訳ですから。きっと悪気はなく真剣な行動のはずです。

このままでは良くないのでエンドレスをどこかで切るために条件を加えました。

私 「今度覚えてこれなかったらもう教えてもらえないぞ」

生徒「はい」

「はい」の返事はダメです。後で自分が困るので言ってはいけない返事です。

この生徒、どんなに苦しくてもあきらめた事がないので、この程度ではめげずに明日また教室にやってきます。

でも今日までの時点でまだ来ません。

行動から分析すると、成長したお陰で物事の判断基準が一つ増え、その責任感から「もう教えてもらえない」を守っているようにも見えます。

あるいは単純に私への反抗かもしれません。

「信用を失うわけにいかないからできない事を隠す」

「『もう教えてもらえない』を守るために教室に来ない」

と言う2つの行動の質は一緒に見えます。

障がいがなければこのような受け取り方、考え方はしないでしょう。年齢が幼児なら何も変ではありません。これが中学生だから次の指導に支障が出ます。

幼児ならグズっても無理やり送り届けてもらえたら次の指導が出来ますが中学生はそうはなりません。自分の力でどこかに逃げます。

今回の事例は塾経営というビジネス面ではマイナスです。

でも人が成長する過程で必ず通過する場面なので「やっとたどりついてくれた。」とも言えます。

どこかの様に見せかけのテストの点数上昇は私の主義に反します。

生徒が成長した結果、教室を辞めて行くなら、それは「良し」としています。

私の教室を辞めたら、この生徒は養護学校以外で成長を促してくれる刺激には出会えません。

また必要になった時に悪びれなく帰ってきてくれることを切に願っています。

中学受験する小学生

中学受験は釧路に住んでいれば事実上必要ないので、私も仕事の守備範囲から除外していました。

平成30年6月に一通の問い合わせがあり、私の状況も大きく変化しました。

その問い合わせは

「小6と小3の息子に午前中に4日間の授業をしてもらいたい。」

と、言うものでした。

この日本人の少年達はお父様の仕事の都合でインドに住んでいて、向こうの夏休みの間だけ父方の祖母の家から日本の小学校に通うのだそうです。

前年も釧路に来たそうなのですが、いきなり日本の学校に通うと困ったことも起こったそうで、今年は事前に準備してから通いたいと言う事でした。

私の所へ連絡する前に既に何件もの釧路の塾に問い合わせをして、全て断られたそうです。

その後色々あり、これがきっかけで私も本格的な中学受験指導を経験することになっていきます。

小6の生徒は東京の中学校を受験する事になったのですが、困ったことが起きました。

私には中学受験用の算数を教える力がありません。

そこで知り合ったばかりの東京上野桜木に教室を構えている桜学舎を頼りました。

https://www.ueno-sakuragi.com/

ここの教室は進路指導に定評があり、超難関校へ進学したい生徒は大手入塾を勧めて、その他ごまんとある私立中学校の中から生徒の為の最善の一校を選ぶ協力をしてくれます。

興味を持った方は亀山塾長の著書

「ゆる中学受験」

も、ご覧下さい。

今は便利な世の中になったもので、東京の受験最前線でサポートを行っている塾の授業を釧路で受けられるのです。

志望校の偏差値が高かったのと、準備期間が半年だったので、一歩及ばず不合格でしたが、翌年鎌倉学園中学校の帰国子女枠の編入試験を受けて合格しました。

令和元年10月にまた別の問い合わせがありました。

立命館慶祥中学校SPを受験するために四谷大塚のテキストを使って勉強しているが、テストの点数が伸びなくなったので指導して欲しいと言う事でした。

この生徒のお母様も何件もの釧路の塾に問い合わせをして断られ続け、やっと私の所に辿り着いたそうです。

立命館慶祥中も東京の中学校と遜色ない出題をするので、算数は桜学舎、一番困っている国語は私が教えました。

結果は併願した札幌日本大学中学校SAと共に合格しました。

二人の共通点は

1.元々釧路の生徒ではない。
2.入試に対して困っている。
3.他塾で断られた。
(理由は様々だと思いますが規定外 、想定外の生徒だったのだと思われます。)
4.入試までの日数が短すぎる。

私は代え難い貴重な経験が出来きたので、断った塾の皆さんにはお礼が言いたいくらいです。

今はこの二人の少年が有意義な中学校生活を送れる事を心から祈っています。

ロボットプログラミング教室の意義

ちょっと難しいタイトルですが習い事を始める時には必ず目的を設定しているはずです。

ピアノが弾けるようになりたい。

基礎体力をつける為に水泳を始めたい。

将来の為に英会話を勉強する。

字を上手に書きたいから書道。

計算が得意になりたいからそろばんや公文。

ではロボットプログラミングは何のために始めるのでしょうか?

1.学校の授業で始まるから。

2.PCやネットを使うのは日常生活の一部になっているから。

3.将来の仕事の為。

どれも正解です。

私が教室のカリキュラムとして取り入れた理由は

「失敗しても良い。」

「間違っても良い。」

を教える為です。

家でも学校でも「正しい事」「間違ってはいけない事」を教えるだけで精一杯です。

でも社会に出たら山在り谷あ在り。良い事も有れば悪い事も有ります。挫折を味わい、苦しい時にも、そこから立ち上がる力が必要です。

成功体験だけを積み上げて成長した人達には、挫折から這い上がる術を知りません。

今はそれも教える時代です。

戦時中はもちろん、戦後も生きるのに大変な時代でした。油断すると本当に死にます。だから生き残る為の知恵を身に付けられました。しかし戦後と言う時代も終わり、死ぬ心配が無くなった日本では新たな問題も生まれました。

折れた心は元に戻さなければなりません。

私のロボットプログラミング教室では、それを大事にして教えています。

当教室ではアーテックのエジソンアカデミーロボットプログラミング教室を採用しています。

HPも是非ご覧になって下さい。 https://tsukimigakudo.com/

定期テストは生徒の能力の一部をを数値化したものです。

タイトルにも書きましたが、定期テストの点数は生徒の能力の中で数値化出来る部分を見えるようにしたものです。

誰が見ても納得出来る「客観的数値」という事ですね。

テストの点数を使う事に慣れてくると、先生も生徒も保護者も、テストの点数が成績そのものだと思い込んでしまっているでしょう。

かく言う私も頻繁にそれに陥ってしまいます。

点数が悪いとショックを受けて立ち直れない時もあります。しかし意を決して「次のテストは頑張ろう。」と行動しだす生徒もいます。

ここでポイントです。

「次のテストまでにどうしたら良い?」と、聞いた時の生徒からの回答例を見て下さい。

1.頑張る。

2.勉強する。

3.わからない。

大抵この3つです。3つ共、次のテストでは結果を残せません。理由に気が付きましたか。

それは具体的に数値化していないからです。

1について:頑張るのは「時間の長さ」なら何時間か、「出来具合」なら覚えた用語の量や問題を解いた時の正解率。

2について:今回は勉強しなかったのですか?していますよね。今回と次回の行動は変化させなければ結果は変わりません。「何の勉強をどのくらいする。」を時間と質で数値化するのです。

3について:解らないならまず考えましょう。結論が出なかったり、そもそもどう考えたら良いか分からなかったら、ヒントをくれる人に相談しましょう。

今回の数学のテストが50点で、次回は点数を上げたいなら、

「今回は数学の勉強は1日1時間だったので、毎日1時間半に伸ばし、大体出来たワークの問題を完璧にして、同じ問題なら二度と間違えないようにする。」

このように考えられたら次のテストはきっと70点台になります。

便利に使ってこそ新技術です。

私達の日常生活は技術の進歩によって変化し続けています。

戦後「三種の神器」と呼ばれた「テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」は便利さと豊かさをもたらしてくれました。

PCとインターネットの発達によって、スマホを使う事で生活様式そのものが大きく変わりました。日常生活と仕事において、インターネットとスマホは必需品となりました。

学校でも躾の面からスマホを禁止していますが、授業において言えば「有った方が便利。」と、言う先生もたくさんいます。辞書や資料集として使える訳です。

今の子供達の間ではYouTubeやTik Tokの様な映像コンテンツが大人気です。スマホ片手に自分達で動画も作ってアップします。流行りの振り付けはみんな知っています。

先日のテレビで「スマホを使いこなして東大に合格出来るか。」と、言う企画を放送していました。結果は全く勉強していない生徒は合格に至らない事が判りました。しかしその番組の中で、数式を写真で取ってアプリに送ったら回答が返って来るシーンが映ったときには驚きました。前述しましたがコンピュータやインターネット等の技術の進歩は私達の日常生活を大きく変え続けています。

学習塾を必要とするご家庭や生徒の一番のニーズは「安心して通える場所。」を提供している事です。次に「解り易く教えてくれる。」事です。解り易く教えてくれる講師が居ても遠ければ通わないし、その講師を家庭教師として依頼する事もありません。それが塾のニーズです。

日頃の事を思い返してみて下さい。部活動等で学校の帰りが遅くなった為その日は塾に行けず、宿題が解らなくて終わらなくて困っている様子を見た事はありませんか。私の教室でも良く見かけます。その時スマホやタブレット等で塾にコールしてもらえたらサポート出来ます。これは映像授業ではなくテレビ電話です。生徒が解らない事をその生徒に合わせて、ピンポイントで教えてもらえるのです。技術の進歩による新しい塾の姿の提案です。

当教室ではインドに住んでいる日本人の生徒にも授業をしています。 インターネットは情報を伝える距離と時間を無くしました。この技術を学力向上の為に積極的に使いましょう。

これがこれからの塾の形です。