8歳の時に釧路に戻り、
日進小学校(現釧路小学校)に通いました。
ちょうど開校100周年の年で、
記念の年に生徒でいられたのは幸運でした。
この100周年を記念して金管バンドが発足し、
4年生の3学期からテューバを吹き始めました。
きっかけは釧路の港まつりです。
毎年8月に行われるこの祭りの最終日に音楽大パレードがあります。
釧路の夏はジリ(霧雨の激しい感じのもの)がひどく、鬱陶しいものです。
港まつりの土曜日に行われる花火大会が中止になることはしばしばありました。
しかし、日曜日の昼のこのパレードの時間はピーカンになることが多く、
そんな天気の中、駅前から中心街の北大通の6車線もある道路全てを使った行進は圧巻です。
当時の小、中学校のほとんどと、高校全ての吹奏楽部40校以上が参加していました。
カンカン照りの太陽を反射して輝くラッパはキラキラしていて綺麗でした。
道路脇からの声援を浴びている姿は、それは格好良く観え、
自分も演奏者側に行きたいと思ったことを今でも覚えています。
6年生になると学校の金管バンドだけでなく、
釧路の小学生が集まって結成した釧路ジュニアブラスバンドにも参加しました。
当時釧路の教育大学に赴任していた竹内俊一先生(現兵庫教育大学教授)に教えていただいたことは、その後のテューバ人生を考えると貴重な体験でした。
次回は中学時代です。